日本舞踊は「日本人ならではの感性」を育みます。
〇着物を着る喜び。
まず初めに、着物の着方を学びます。とても難しく思われがちですが、着物は体にまとい、紐で結ぶだけ!
私たちが推奨する簡単スリーステップさえマスターすればお子様でも簡単に着れる様になります!
着物を身に着けただけで、不思議と姿勢や歩き方、振る舞いが自然と変化しませんか?
すると、いつもとは違った自分の内面に気付くこともあるかもしれませんね
〇「礼儀作法」が身に付きます。
日本の伝統、文化、〇〇道などでもよく耳にする「礼に始まり、礼に終わる」日本舞踊もまた
「礼に始まり、礼に終わる」をとても大切にしています。
お稽古場に入るとき、お稽古を始める時、お稽古が終わる時と、ご挨拶をしていく中で、
自然と奇麗な立ち座り、お辞儀が身に付き、同時に美しい所作、相手を敬うという、
大切な心が身についていきます。
〇「集中力」や「忍耐力」を養います。
「腰を落とし、重心を下げ、体幹を整える」
日本舞踊の独特な歩き方の練習です。頭のてっぺんから足の先まで、意識を向けられるところ
すべてに意識を集中します。これがなかなかの曲者で、とても難しく感じるかもしれません。
しかも、日本舞踊では、それらを維持したまま身振り手振りも加わり姿勢の維持の身に集中することが
出来ません。しかし、これらを諦めず、乗り越えた時、「集中力」や「忍耐力」が身についているのです。
〇「自立心」や「向上心」もまた養われます。
自分自身で着物を着たり、一人でお稽古の集中することで、自立心の成長につながります。
また自分自身と向き合い、努力を重ね、舞台に挑戦した時、たくさんの視線と、
あたたかい拍手の中で、心が熱くなり、言葉には表せないほどの「達成感」と、
次は「こんな事に挑戦しよう」や「もっと上手になりたい」
などという向上心が育まれていくのです。
私は、お子さん方に大切なのはなんといっても「心」だとお話をさせていただいております。
「感謝の心」「相手を敬う心」「相手を思いやる心」これらは、日本の文化の中で、
とても大切にされている「心」だからです。また、それらの「心」を大切にしながら、
〇「集中」その瞬間瞬間に、いかに自分自身をコントロール出来るか
〇「リズム」体の声に耳をすまし、そのリズムを感じ取り、動かすことが出来るか
〇「バランス」それらをいかに支える土台を作っていくか
この3つを日本舞踊に限らず、スポーツや勉強でもとても大切にしましょうと
お話をさせていただいています。
日本舞踊はそれらの「心」「集中」「リズム」「バランス」が自然と身につく
素晴らしいものだと私は考えております。
私自身の人生を豊かにしてくれた日本舞踊というものに、是非一度、
触れていただくことが出来たらと思っております。
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