「日本舞踊ココロの教室」第三回長沼教室を開催いたしました。今回は4名のご参加での
開催でしたが、一生懸命頑張る姿と、たくさんの笑顔を見せてくれましたよ(^-^)
そして、今回は前回、体調を崩されていたお子さんも参加してくれました!
元気な姿を見ることが出来て本当に良かったです!!!
お稽古の始まりは、まず使うお扇子を選ぶところから始まります。洋服も自分が
着たいものを着ているときって、それだけで気分が違ってきますよね。
ですから、数あるお稽古用のお扇子から自分が使いたいものをまずは選びます。
今回の教室は、「姿勢」「バランス」「お扇子の扱い」を中心に課題曲「花ばたけ」に挑戦しました!
最近、私が読んだ本に昔から、日本人の生活は自然と「丹田」を意識し、鍛えることが出来る
スタイルだったと書いてありました!だから「日本人は肉体的にも精神的にも強い一面を持っていた。」
とありました。確かに「腹を据える」という言葉をはじめ、丹田のあたりにちなんだ言葉が
たくさんあるような気がしませんか?今回は、その「丹田」を中心とした「姿勢」、「動き方」、
「バランス」をお稽古しました!はじめはグラグラと揺れていたお友達も徐々にコツをつかみ
安定していきます!実はこの片足立ちの練習、私なりの考えがありまして、自分自身の身体に
意識を集中する為に実施しております。
日本舞踊では、音楽に合わせ、全身を使いながら情景や感情を表現していきます。
「振り」を覚え「音楽を聴き」「身体を動かす」これってなかなか難しいことなんですよね!
しかもいいカタチや美しい動き、などと意識をしていくとなおさら難しく感じてしまうものなんです。
そこで私が大切にしているのが、いかに自分の身体と向き合い、声を聴き、自分に合った方法を見つけるか。
自分の身体をいかに自在に操るかなんです!そのために、片足立ちをすることによって、自分の身体に意識を
集中させることが大切な一歩になると考えているわけです。
不思議と手を合わせる男の子。「自分の身体に意識を集中して」と言ったらこの形に到達しました(^^;
隣の男の子は両手を拡げバランスをとっていますね!
最近、心や脳を鍛えたり休ませたりするのに効果があるといわれ海外で人気のマインドフルネスや、
根強い人気のヨガなどもこの「丹田」を中心とした意識の元、今この瞬間に自分自身に意識を
集中させるというものだそうで、とても日本舞踊と似ているところがたくさんあります!
みんなが何かに一生懸命になった時、この教室を通し体験し、学んだことが少しでも役に立ったらいいな。
なんて思いながらお稽古をさせていただいております。
次に、お扇子の扱い方をお稽古しました。笑顔もあれば、こんな真剣な眼差しで取り組んでくれるこの姿に
いつも刺激をいただきます。一つ一つ私の話を聞きながら、見て真似て、自分との違いを探し、修正する。
大人でも苦労することを、お子さんたちは驚くべき速さの吸収力で自分のものにしていきます。
普段の生活の中で正座をしながら何かに挑戦する機会は減っていると思います。私自身、自宅に帰ってから、
このブログを書いているときですら、正座をしているわけでもありません。それでも、みんな正座をして、
姿勢に気を付けながらお稽古をする姿。本当に凄いことだと思います。
様々な表情を見せてくれるお子さん達に私たちが元気をもらい、たくさん学ばせていただいています。
出来ないこと、難しいことにも諦めず挑戦し続ける皆さんは本当に凄いです!
これからも、みんなの「出来た!」が一つでも多く増えるよう、
そして「出来た!」の笑顔に一回でも多く出会えるよう私も頑張っていきます!
皆さん一緒に頑張ろうね!!!
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