「日本舞踊ココロの教室」須賀川教室も第三回を迎えました!今回は10名での開催となりましたよ!
三回目を迎えたこともあり、少しずつ難しくなっていく内容に、さすがのお子さん達も今回
「難しい」という声が聞こえました。それでもみんな最後まで一生懸命頑張りましたよ!
まずは着付けから!みんな自分から進んで着付けをはじめ、少し教室の空気に慣れてきた様子でしたので、
須賀川教室でも他教室同様、少し難しい結び方に挑戦を始めました。みんな首をかしげながらも、
一生懸命工夫し、着物を着て帯を結んでいきます。こんな笑顔を見せられちゃったら頑張りますよね!
必ずお浚いする歩き方、こちらの教室も三回目ともなると他教室同様お扇子を落とす回数がものすごく
減っています!というより落とさない(^^;
ということで次のステップへ移りました!落とさないが出来たら次は「揺らさない」です。
この「揺らさない」実は姿勢、体の使い方、もさることながら、イメージがとても大切です!
大人の方は頭をかしげることも多いのですが、さすがお子さん達わ想像力もとても豊かで、
私が「心の手で動かないように抑えてあげて」と言っただけで難なく出来ちゃいました!
本当に凄ですねぇ。あとは忘れないよう繰り返すのみ!
回を重ねるにつれ、笑顔だけではなく、悔しい顔、悩んだ顔など様々な表情を皆さん
見せてくれるようになってきました!悔しい顔、悩んだ顔が見れるようになったと聞くと、
やっぱり難しいんだ。や、つまらないんじゃない?なんて言われることもあるんですが、
私はちょっと違った角度から見せていただいています。
確かに、出来ない。難しい。のようなマイナスともとれる表情ですが、初めてお会いした時は
緊張からかそういった感情すら感じられないほど無表情になってしまう事が少なくありません。
という私も、緊張から無表情になってしまったり、感情を表に表すことが出来なくなる
タイプでして・・・
そんな私から見れば、どんな表情でも、感情が表に出せるようになってきたという事は
とても良いことなんです!
今回、改めてお扇子の扱いを説明させていただいた時も、わからない子は声をかけてくれたり、
「わからないなぁ」など悩んでいる表情を見せてくれたりしました。すると、私たちもすぐに
見つけることが出来るし、説明をすることもできるんです!日本舞踊は様々なものを表現します。
ものを表すだけでなく、自分自身の感情、役の感情など、カタチのないものを表現することが
たくさんあるんです!そんな中、緊張などから無表情になるのではなく、自分自身を
表現してくれたことは私にとって、とても嬉しいことなんです!
課題曲の「花ばたけ」先ほど習ったお扇子の持ち方を気にしながら真剣な眼差しで挑戦を
してくれています!はじめは誰だって上手には出来ないもの、それでも出来るために
少しずつ少しずつ、諦めずに前に進み続ける事。
日本舞踊に限らず、どんな事にも大切なことだと思います!
今回の事業で嬉しいことの一つに、まだ多くのお子さんが諦めずにお稽古に通い続けて
くれていることがあります。これは参加者の皆さんが、真剣に和の文化をはじめ、
日本舞踊に取り組もうとしてくれているからだと思っています。
第一回目を迎えるまでは、本当にみんなが来てくれるのかが心配で、
二回目の開催では、また来てくれるのかが心配で、そして三回目を開催することが出来ました。
本当に子様方が大変なのはこれから終了までの期間だと思います。次第に動きやカタチも複雑になり、
課題曲を二曲覚え、「難しい」「出来ない」の壁にぶつかっていくのだと思います。それでも、
こんなに真剣に挑戦を続けてくれているお子様たちに、日本の文化や日本舞踊の楽しさ、
面白さを伝えていけるよう、お子様方がそれぞれに自分に合った楽しみ方が見つけられるよう、
私自身出来る限りのサポートをしていきたいと思っております。
これから、たくさん難しいことが増え、嫌になってしまう事もあるかもしれないけれど、
私たちと一緒に「小さな成功」を一つづつ重ね、楽しい思い出を作っていきましょうね!
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