日本舞踊ココロの教室 第七回 長沼教室を開催いたしました。
今回は長沼教室3名に、須賀川教室より振り替えで2名のお子さんが参加してくださり、
いつもとは違った5名での開催となりました。
お稽古を始めるにあたり、来月の本番に向け、みんなの素直な気持ちを伺ってみたところ・・・
「楽しみ」というよりも「不安」のほうが多いという、とても素直な気持ちを聞かせてくれました。
どんな事が不安なのかも聞いてみたところ、「踊りの手順に不安がある」という意見が一番多く、
これからみんなに頑張っていただかなくてはならない事もハッキリと見えてまいりました。
実は私自身、この段階が一つのポイントでして、何度でも違う所を指摘し、説明する事は出来るのですが、
教える側と、教わる側のバランスがうまく取れないと必ずと言っていいほど躓く所なんです(^^;
その事を皆さんに正直にお話をさせていただきました。どんな事をお話しさせていただいたかと申しますと、
私が出来るのは、
何度も説明することと
間違いを指摘すること
そしてみんなを全力でサポートすること
であって、最後は覚えるのも、上達するのも皆さんの心ひとつだという事なのです。
みんなの「覚えたい!」「上手になりたい!」という心がそれらを可能にする
という事を伝えさせていただきました。
少し酷に聞こえるかもしれませんし、当然だとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、
最後はやはり「自分」がどうするかになっていくのだと私は思っております。
その心を持った時、バランスも整い、教える側、教わる側の共同作業で一つの学びが生まれ、
良い舞台を作り上げていくことが出来るのだと信じ、今回はお話をさせていただきました。
そんな思いから今回はお互いを見る時間を設け、お稽古をしてみました。
まずは、長沼教室の三名と、私が一緒に踊り、自分の覚えているところ、出来ないところ、他教室の出来栄えを自分の目で確かめ、直すべき点を考える。
真剣な眼差しの二人の姿に長沼教室のみんなも少し緊張した様子でしたが、
須賀川教室のお二人は観察し、違いを見つけ、何かをつかんだような表情も見ることが出来ました!
次に、須賀川教室のお二人と私が踊り、長沼教室の三名がそれらを見ます。
自分以外の人の踊りを見る機会がないみんなですが、こちらも一生懸命何かを感じながら見てくれている様子。
本番まで残り少ない回数ではありますが、今後のお稽古で、みんなが今回の経験をどのように活かし、
変わっていくのかが、とても楽しみですし、良くなっていくと信じています。
本番の舞台では、みんなが輝いている姿をたくさんの方に見ていただけるよう、私たちも精一杯サポートして
いきたいと思っています。一緒にいい舞台になるよう創り上げていきましょうね\(^o^)/
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